【ワールド極限ミステリー】ボビージョーロングの起こしたリサノーランド監禁事件の結末は?
2020年10月21日放送の『ワールド極限ミステリー』では、連続殺人鬼に監禁された17歳の天才少女について取り上げられます。
▼誘拐犯はなんと連続殺人記鬼!17歳少女は生還できるのか!?
天涯孤独の17歳少女を誘拐したのは、10人の女性を殺害し全米を恐怖に陥れていたシリアルキラーだった!
監禁され、いつ殺されるかわからない…少女は特殊な観察力で犯人をプロファイリングし脱出のチャンスを狙う。しかし、警察が動き出すと犯人は少女に銃を向けた!
その時少女が発した一言で、まさかの展開に!
少女と殺人犯の息詰まる心理戦とは?番組HPより
この17歳の少女というのはリサ・ノーランドという女性で、リサを監禁した連続殺人鬼はボビー・ジョー・ロングです。
本記事では、アメリカで起きたリサノーランド監禁事件について、現地の報道などから詳細をまとめていきます。
もくじ
【ワールド極限ミステリー】17歳少女(リサノーランド)監禁事件の犯人はボビージョーロング!結末ネタバレ
Lisa Noland recounts how she escaped American serial killer Bobby Joe Longより
事件発生
1984年11月3日の午前2時頃、当時17歳だったリサ・マクベイ・ノーランドはクリスピー・クリーム・ドーナツで働いた帰り、自転車で家に帰っていた。
その夜、リサは遺書を書いていた。
リサは祖母の恋人に長年にわたり性的虐待を受けてきており、人生に絶望していたのだ。
その日、いつもと同じルートで家に帰ろうとしていたリサは、歩道で自転車をこいでいた。
だがなぜか車が通り過ぎながらクラクションを鳴らしてきたという。
そして、少し進むと教会の駐車場に車がとまっているのに気が付く。
次の瞬間、自転車から引きずり降ろされ、左のこめかみに銃を突き付けられた。
リサは教会にとまっていた車に連れ込まれ、目隠しをされ手足を拘束された。
アパートに連れて行かれ性的暴行をされ、26時間にわたり監禁された。
犯人の正体
Lisa Noland recounts how she escaped American serial killer Bobby Joe Longより
リサを拉致・監禁した男の正体はボビー・ジョー・ロング。
ボビーはリサを拉致した段階ですでに50人以上の女性に対し性的暴行事件を起こしており、8人の女性を殺害していた。
リサを誘拐した後、ボビーはさらに2人の女性を誘拐の上性的暴行を加え殺害した。
10人を殺害した連続殺人鬼だったのだ。
車やアパートに残した証拠
リサは乗せられた車の色(赤)とナンバープレートを覚えた。
またリサは生理中だったため、アパートに連れて行かれる前に後部座席に血痕を残していた。
アパートに着いてからは2階までの階段の段数を数えた。
アパートでは、ボビーがバスルームを使わせた際にトイレや鏡やシャワーカーテンなどいろいろなところに指紋を残した。
脱出
リサは監禁されている間、ボビーに逆らわなかった。
前日までは死ぬつもりだったリサだったが、生きたいと思っていた。
ボビーは繰り返し暴行した後、一瞬だけ優しくリサに触れ髪を洗った。
その瞬間を見逃さず、リサはボビーとの関係を築くことにした。
なぜこのようなことをするのか尋ねると、ボビーは以前ひどい別れをして苦しみ、女性を憎んだと語った。
リサはボビーのことを素晴らしいと褒め、ガールフレンドになって誰にもこのことは話さないと語りかけた。
その結果、監禁から26時間後の朝の3時頃、ボビーはリサに服を着せ解放した。
リサはボビーの監禁から逃れた唯一の犠牲者となったのだった。
逮捕と判決
それまでほとんど手がかりがなかった事件だったが、解放されたリサの証言によって1984年11月ボビーは逮捕される。
ボビーは2つの死刑判決、34の終身刑、さらに693年の刑を言い渡された。
その後
Serial killer who took the lives of 10 women executed by lethal injection in Floridaより
リサは警察官になった。
2019年5月23日、ボビーの死刑が執行された。
リサは処刑を最前列で見ていた。