2020年1月19日スタートのTBSドラマ『テセウスの船』。
開始当初から大きな話題になり、SNSでも考察に大盛り上がりでした。
主なキャスト
- 竹内涼真
- 鈴木亮平
- 榮倉奈々
- 上野樹里
- 貫地谷しほり
予告の時点で気になるという声が多く、最終回まで大盛り上がりのドラマでした。
そんな気になる『テセウスの船』ですが、見逃してしまった方もいるのではないでしょうか?
そんな方に向けた全話のあらすじネタバレをこの記事にまとめました。
『テセウスの船』原作との違いも書いていますので、原作を読んでからだとより楽しめることができます!
原作はこちらの記事にまとめています↓
【テセウスの船】ネタバレとあらすじ。原作漫画全巻はこれを見れば全てわかる!
ドラマはでParavi全話配信中!
もくじ
『テセウスの船』ドラマキャスト一覧
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『テセウスの船』のドラマキャスト一覧はこちら。
田村 心 | 竹内涼真 |
---|---|
佐野 文吾 | 鈴木亮平 |
佐野 和子 | 榮倉奈々 |
車椅子の男 | 安藤政信 |
田村 鈴 | 貫地谷しほり |
佐々木 紀子 | 芦名 星 |
長谷川 翼 | 竜星 涼 |
田中 正志 | せいや(霜降り明星) |
徳本 卓也 | 今野浩喜 |
佐野 鈴 | 白鳥玉季 |
佐野 慎吾 | 番家天嵩 |
田村 由紀 | 上野樹里 |
金丸 茂雄 | ユースケ・サンタマリア |
石坂 秀夫 | 笹野高史 |
井沢 健次 | 六平直政 |
木村 さつき | 麻生祐未 |
豪華すぎるキャストに、発表されたときはSNS上で大きな話題になっていました。
また、『テセウスの船』公式Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)で、キャストのオフショットが紹介されていたことで、さらに盛り上がりが見られました。
#テセウスの船 第9話まで、いよいよあと1時間‼️
本日ラストのカウントダウンは…もちろんこのお二人👮♂️🙎♂️❣️
息ぴったりな心さん文吾さん…今夜、事件は解決する🧐⁉️「9話のラストも…」
「あーーーー🤭」お見逃しなく‼️
皆さんの #ベストワン なドラマになりますように😉#竹内涼真 #鈴木亮平 pic.twitter.com/XCl86Ylv39— 日曜よる9時『テセウスの船』【公式】 (@theseus_tbs) March 15, 2020
楽しそうなオフショットとは違い、ドラマはシリアスでドキドキする展開が続き、1時間があっという間!
主題歌を歌うUruさんの声もドラマに合っていて泣ける展開も多かったです。
ドラマ『テセウスの船』主題歌「あなたがいることで」はアルバム『オリオンブルー』に収録されています。
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Uruさんはドラマ『中学聖日記』の主題歌で有名な歌手です。
【Uru Staff】ニューアルバム「#オリオンブルー」の発売を記念して!今週最終話を迎える日曜劇場『#テセウスの船』主題歌「#あなたがいることで」のプレミアムスタジオLIVEを公開しました!是非ご覧ください。
Uru「あなたがいることで」
Premium Studio Livehttps://t.co/JI0w8Vv6XU pic.twitter.com/B0sNOykTSk— Uru (@uru_super) March 18, 2020
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『テセウスの船』ドラマ全10話、最終回までのネタバレあらすじ
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『テセウスの船』のドラマは全10話で放送されました。
ドラマ各話ごとにそれぞれネタバレとあらすじを紹介します。
『テセウスの船』ドラマ1話ネタバレあらすじ
平成元年に起きた村の小学校で21人が被害にあった『音臼小無差別殺人事件』。
犯人は村の警察官、佐野文吾。
今も冤罪を訴えるその人物は主人公、田村心の父親だった。
事件が起きたのは母が心を妊娠中の時だった。
「私たちは人前で笑顔や涙を見せられる立場じゃない。外では絶対に笑ったり泣いちゃいけないよ」
犯罪者の家族として産まれた頃から生きてきた心は、母のそんな言葉を受けて育ってきた。
心には妊娠中の妻、由紀がいた。
教師になるために頑張っていた頃に出会った彼女。
由紀は心の父親が起こした、音臼小無差別殺人事件について調べていると打ち明ける。
当時の新聞記事をまとめたノートを心に見せ、村で不自然な事件が多く発生していると言うのだ。
自宅から事件に使われたとみられる青酸カリが見つかったという証拠のみで捕まった佐野。
どうして事件が起きたのか知りたい、今でも冤罪を訴える心の父親を信じたい由紀は話す。
後日、突然由紀がお腹の痛みを訴え倒れてしまう。
「真実から逃げないで。未来へ向かって生きて」
子どもはなんとか無事だったが、由紀は心にその言葉を残し亡くなってしまった。
由紀の言葉と産まれたばかりの自分の子どもを不幸にさせないため、心は真実に向き合おうと決意し、音臼小学校があった場所へ向かった。
音臼村は廃村になっており、小学校の跡地には被害者たちの名前が刻まれた慰霊碑のみがあった。
突然、心のまわりを猛吹雪が襲いそのまま倒れてしまう。
目が覚めるとそこには小学校が。
村を調べていると、神社で倒れている女の子を発見した。
心は女の子を病院へ運び、待合室のテレビで流れていた放送で、今いる場所が平成元年だと知る。
由紀が遺した事件のノートに、心が助けた女の子の記事を見つけた。
それはなんと心の姉、幼い頃の佐野鈴だということがわかった。
大人の鈴には凍傷のアザがあり、雪に埋もれた事故で小学生の頃に出来たと話していた。
しかし、心が早くに発見し助けたことで、医者はアザが残らないと言っているのだ。
そのことから、未来が変わるのではと心は考えた。
事件のノートを見ると、当日は病院の子ども三島千夏が除草剤パラコートを誤飲して死亡する事件が起こる日だった。
事件を止めるために倉庫からパラコートを持ち去り、雪が降る山の中に捨てた。
しかし千夏はなぜかパラコートを飲み倉庫で死亡。
新聞配達員の長谷川翼に心が盗んでいるところも目撃されており、心に疑いの目がかかる。
犯人と思われる人物のワープロの文字
パラコートは予想外に時間がかかった。
やはり『本番』は、あの薬でいこう。
計画通り、次はもっと大きい人間で試してみる
心は佐野と話をするために駐在所を訪れる。
佐野の妻で心の母である若い頃の和子は、心が鈴の命の恩人と優しく接してくれる。
まだ若い母や幼い姉と兄が幸せそうにしているのを見た心。
音臼村の事件を防げたら音臼小事件も防げるのではないか。
佐野に張り付いて事件を防ぎ、家族の未来を守ることを決意した。
犯人と思われる人物のワープロの文字
あの薬は手配した。
『本番』に向け、まずは準備だ。念入りに、慎重に。
誰にも邪魔はさせない
心を疑う佐野は、心の財布から見たことのないお金と平成27年発行の免許証を見つける。
心は事件のノートを見て、雪崩に巻き込まれる男性を助けた。
「超能力者?すごい!」
助けた男性の娘である木下さつきは喜んだ。
次に起こる千夏の姉、三島明音の失踪事件を防ごうしていた心の元へ刑事の金丸が訪ねてきた。
犯人と思われる人物のワープロの文字
超能力?笑える。
誰だろうと邪魔はさせない。
計画は完璧だ
取り調べを受けるが、証拠不十分で心は解放された。
6日後に失踪するはずの明音がその日にいなくなってしまったと聞き、心は驚いた。
吹雪の中、明音を探していて見つけた血と足跡を辿ると、崖の下に明音がいた。
横にいた佐野を責めると、明音は森で迷った自分を助けてくれたが、熊から逃げていて崖に落ちたのだと心を止めた。
血はクマを追い払うときについたもので、佐野は足を痛めており崖から登れない状態だった。
明音を持ち上げ心に預け、村へ送り届けるように佐野は言う。
明音を村人へ預けた心は佐野の元へ戻った。
吹雪で疲弊しながら、明音が助かった喜びと感謝の言葉を述べる佐野。
佐野を必死で助け、心は佐野が犯人ではないと確信した。
2人で温泉に入りながら、心は自分が2020年の未来から来たと話す。
佐野は驚きながらも、心を信じた。
犯人と思われる人物のワープロの文字
次のモルモットを決めた。
いよいよ『本番』に向けてカウントダウンだ。
ワクワクする
『テセウスの船』ドラマ2話ネタバレあらすじ
佐野の家で母の和子や姉の鈴、そして兄の慎吾と過ごす心だったが、佐野の計らいで臨時教員として音臼小に勤務することになった。
犯人と思われる人物のワープロの文字
警察は千夏の捜査を続けている。
でも案外バレない。
『本番』に向けて、そろそろ次のイベントを始める
心は音臼小の校長である石坂秀夫と、同じく教員で、先日雪崩から助けた男性の娘である木村さつきに会う。
事件のノートには、3日後に一人暮らしの元県議会議員の老人、田中義男が自宅の火事により死亡と書かれていた。
目が見えない田中は、家に来る村人や休みの日に来る息子の田中正志に、詩を書き留めるためにノートの代筆を頼んでいた。
ノートの中に、真っ黒に塗りつぶされて泣いているウサギのような、気味の悪い不気味なイラストが描かれているのを見つける。
別のページにも、泣く女の子と黒く塗りつぶされた女の子が手をつないでいるイラストがあった。
犯人と思われる人物のワープロの文字
やっぱりあの薬はすごい!
朝になったら皆がどんな顔するか…
楽しみ過ぎて今夜は寝られそうにない
翌日、音臼小に行くと、血を吐いたウサギの死体があった。
心は子どもたちに飴を配る長谷川を怪しんでおり、子どもたちを止めたが、反発されてしまう。
明音にはパラコートを盗んだことを指摘されてしまった。
心が怪しい、人殺しだと言いはじめ、それを鈴とクラスメイトの加藤みきおが止め収まった。
しかしこれがきっかけで、仲の良かった鈴と明音は喧嘩をしてしまう。
犯人と思われる人物のワープロの文字
今日は気分が悪い。
気晴らししたくてウズウズする。
やるなら今日だ。今日がいい
田中の家が火事になる予定の日は、佐野と心朝から田中の家にいたが、夕方になっても何もない。
すると和子から、鈴が明音に会いに行ったきり戻ってこない、明音もいなくなっている、と連絡があった。
事件ノートでは明音は翌日に失踪するはずだった。
鈴まで行方不明になったことで、気味の悪いイラストの女の子はこの2人ではないかと考える。
探している最中、村人によって鈴が見つかったと知らせが入った。
鈴は明音と仲直りする待ち合わせをしていたが、明音は現れず行方不明になっていた。
明音が行方不明になり丸1日が経った。
長谷川が無断欠勤していると聞いた心は家へ向かうと、婚約者の佐々木紀子が出た。
事件のノートには、青酸カリ中毒で紀子は自殺すると書かれていた。
心のクラスの子たちが気味の悪い例のイラストを見て、女の子の上にあるのは小屋の風速計に似ていると言い出した。
佐野と心が小屋へ向かうと、かすかに息のある明音がいた。
そこに乗り込んできた金丸に心は捕まってしまう。
抵抗している時、無線が入った。
【音臼神社で男性の遺体を発見。男性の身元は長谷川翼とみられる】
犯人と思われる人物のワープロの文字
翼が死んだ。
バカなヤツだが、盛り上げてはくれた。
本番まで、あと2ヶ月。
待ちきれない
『テセウスの船』ドラマ3話ネタバレあらすじ
金丸を突き飛ばした心は、事件のノート・免許証を崖に投げ捨てたが捕まってしまう。
しかし、なぜか心は突然釈放された。
それは金丸が別の犯人がいるのではないかと考えられる証拠を見つけたからだった。
村人たちにひどい扱いを受ける心を、佐野たちは温かく迎え入れてくれた。
しかし家には嫌がらせの電話がかかってきており、子どもたちも学校で嫌がらせを受けていた。
発見された長谷川の死因は青酸カリだった。
木村さつきの実家のメッキ工場から青酸カリがなくなっていたのがわかった。
心は長谷川の婚約者、紀子が職場のメッキ工場から盗んだのではと考えた。
翌日、心が投げ捨てたはずの免許証が、黒く塗りつぶされた状態で佐野の駐在所のポストに入れられていた。
事件のノートと免許証を捨てた場所を探すが、ノートは見つからなかった。
音臼小の校門に、例の気味が悪いイラストが貼られていた。
女の子が泣いており【S】という形で黒い線が描かれていた。
犯人と思われる人物のワープロの文字
贈り物をするって楽しいなぁ。
今どんな顔をしてるんだろう。
もっともっと楽しませてあげないと
音臼小の教室で、子どもたちがオレンジジュースを飲もうとしていた。
その缶には【21】と数字が書かれており、心は必死で止めたが、結局ただのオレンジジュースだった。
その数字は音臼小事件で被害にあう人数と同じ、事件で青酸カリが混ぜられていたのと同じオレンジジュースで、犯人からの宣戦布告だと心は感じる。
心は危機を感じ、佐野に全ての真実を話すが、佐野は自分が犯人などとはもちろん信じなかった。
そして自分は未来から来た息子だということも。
しかし信じない佐野は心を家から追い出してしまった。
心は金丸を呼び出し、真実を話したが、こちらももちろん信じてもらうことはできない。
しかし金丸は自分の勘を信じると言い、心と協力することになった。
明音の意識が戻り、監禁したのは長谷川だと言っていることがわかった。
学校で泊まった心が目を覚ますと、足元に気味の悪い例のイラストが置かれていた。
泣いている女の子と、その両端にキツネが描かれているものだった。
音臼神社だろうと考え、金丸に連絡を入れ、自分は神社に向かう。
金丸から神社へ向かってほしいと連絡を受けた佐野は慌てて神社へ向かった。
神社の階段から突き落とされた心は意識を失っていたが、駆け付けた佐野に助けられた。
一緒に事件を防ぐ覚悟をしたと佐野は話し、一緒に神社を出ようとした矢先、また吹雪が起こり、心は意識を失ってしまった。
目を覚ました心の目の前には古い神社があった。
過去では使えなかったスマホの電源が入っており、2020年2月18日と表示されている。
心は未来に帰ってきていた。
音臼小事件は起きてしまっており、佐野が犯人として逮捕されたことは変わっていなかった。
しかし加害者家族の和子と長男は一家心中で死亡したとネットニュースには書かれていた。
『テセウスの船』4話ネタバレあらすじ
自分が過去を変えたことで、未来がさらに悪くなってしまったことに心は落ち込む。
由紀や産まれた子どもはどうなってしまったのか、心は住んでいた家に戻った。
心は家に住んでいた痕跡があったが、由紀と子どもの痕跡はなかった。
由紀の実家に向かうと、家の前で会った由紀の様子は違っていた。
「佐野文吾死刑囚の息子、田村心さんじゃないですか?」
新聞記者として働く自分の名刺を差し出し、事件について追及してくる由紀の様子にショックを受け、心は立ち去った。
翌日、佐野に会いに拘置所へ向かった。
変わり果てた様子の佐野だったが、心のことを覚えていた。
心が未来に帰ったあと、金丸が捜査中の事故で崖から転落して死亡したことを聞かされた。
しかし佐野は、事故ではなく殺人だと考えていた。
音臼小事件が起きることになったお楽しみ会を中止にしようとしたが当日決行されてしまう。
オレンジジュースが原因だったため、飲み物を捨てるなどして警戒していたが、はっと汁に青酸カリが入れられていた。
佐野の家からは変わらず青酸カリが発見され、逮捕されてしまったのだ。
証拠がないため再審も諦めている佐野だったが、結婚し妊娠中の鈴が会いに来たことを嬉しそうに話した。
佐野に聞いた住所から鈴に会いに行ったが、整形をし名前を変え別人になっていた。
鈴は全てを結婚相手にも秘密にしていた。
鈴の夫である車いすの男と、それを押す女性が通りがかり、心を紹介することに。
それは、木村さつきと、さつきに引き取られた加藤みきおだった。
鈴は顔も名前も変えてから知り合ったみきおは事件の後遺症で苦しんでいた。
償いとしてプロポーズを断れなかった鈴に、無実を一緒に証明しようと心は誘う。
当時のことを知っている人物に話を聞きたいが、廃村になったため居場所がわからない。
音臼小では被害者の会を行っており、関係者が年に1度集まっていたが、今年が最後だという。
場所も日時も非公開だったため、新聞記者である由紀に相談することに。
父を想う心の気持ちに打たれ、由紀は情報を教えてくれた。
被害者の会当日、会場に入るのをためらう心の元に、由紀が現れた。
木村さつき、みきおは行かないと鈴から聞いていたが、なぜか木村さつきの声が聞こえてきた。
鈴の幸せを壊すことはできないと諦めた心だったが、代わりに由紀が会場に乗り込んだ。
当時は言えなかったことを知っている人がいたら教えてほしいと、村人から非難されながらもスピーチしてきた。
そのおかげで佐野の証言者になるという人物から連絡をもらうことができた。
鈴の義理の母である木村さつきは、鈴を隠しカメラで監視していた。
そしてそばには気味の悪いイラストと、青酸カリのビンが近くにあった。
『テセウスの船』5話ネタバレあらすじ
証言者は松尾紀子という人物だった。
電話で松尾と話すと、彼女は事件があった31年前にあることを見たことを黙っていたと謝罪した。
由紀と共に佐野に会いに行った心。
佐野も心も松尾という人物には心当たりがなかったが証言者が現れたことに喜ぶ。
冤罪の可能性を考えたことがなかったと由紀は2人に謝った。
しかし松尾から、家族から反対されたため証言を辞退したいと連絡が入る。
何度も謝りながら電話を切られてしまい、心は直接家に訪れるも松尾は出ることがなかった。
松尾の旧姓は佐々木。
それは亡くなった新聞配達員、長谷川翼の元婚約者の佐々木紀子だった。
一度は証言を断った紀子だったが、佐野や心の様子を見て、再び証言することを決心した。
木村さつきは鈴の正体を知った、夫のみきおに話さない代わりに言う事を聞くようにと鈴に迫った。
その異常な様子のさつきに脅されて、佐野の証言をする松尾の名前を鈴は出してしまう。
木村さつきは松尾紀子が佐々木紀子だとわかり、住所を突き止めていた。
「証言なんて必要ないと言いなさい」
自分の招待を話し紀子にそう言うようにと、さつきは脅す。
そして言うことを聞かなければ食べさせるようにと、芋ようかんを渡した。
紀子の家に心が着き話を聞こうとした時、鈴も到着したため2人一緒に話を聞くことになった。
当時暴力を受けていた長谷川から、青酸カリを盗むように指示された紀子は職場から盗み出した。
長谷川は青酸カリはある人に頼まれたと黒幕の存在を話しており、明音を殺せなかった自分は終わりだと言っていた。
紀子は残りの青酸カリを探すも見つけられず、自殺するつもりで音臼岳に行った。
そこで偶然、金丸が犯人に殺されるところを見たのだと、紀子は話した。
吹雪のせいで姿はわからなかったが、犯人の声を聞いた。
金丸は犯人に事件のことが書かれたノートが崖の下にあったと言っており、覗き込んだときに犯人に突き落とされてしまったそうだ。
紀子は怖くなり、村を逃げ出したのだった。
犯人の声に聞き覚えがある、そう名前を言いかけた時、鈴が突然倒れてしまった。
鈴は病院に運ばれたがお腹の子どもとも無事だった。
しかし松尾は、心たちが鈴と共に病院に行った直後に入ったさつきによって、殺されてしまった。
木村さつきは自分も青酸カリ入りの芋ようかんを食べ倒れたことで、疑いの目を自分からそらしたのだ。
『テセウスの船』6話ネタバレあらすじ
木村さつきは、鈴が毒入り芋ようかんで、自分と紀子を殺したと証言した。
そのことで、心と鈴は音臼小事件の真犯人もさつきではないかと考えた。
心はさつきに話を聞きに病室へ向かうと、オレンジジュースを飲み死んでいた。
木村みきお(加藤みきお)から心に連絡が入り、由紀と共にさつきの家に向かった。
例のイラストが部屋の壁一面に貼られており、そして青酸カリのビンを見つけたとみきおは言う。
音臼小事件の犯人はさつきで、隠蔽するために紀子を殺害して鈴を犯人にしようとしたのではないかと考えたが、殺されたことで共犯者の存在を考えた。
さつきの病室から立ち去る男の情報を元に、火事で死んだ田中の息子、正志を訪れたが、ロープで首を絞められ殺されていた。
心の元に「木村さつき」と差し出し人が書かれた封筒で、例のイラストが届いた。
イラストには翌日の日付が書かれており、音臼小の慰霊碑と【END】、そして血の涙を流している心と思われる男が描かれていた。
翌日、心は音臼小の慰霊碑に向かった。
「心先生」
そう言われ振り返ると、みきおは車いすを降り立っていた。
ナイフで脇腹を切られ倒されてしまう心。
子どもの加藤みきおが犯人だと知り、金丸が明音の首についたアザがおかしいと気にしていたのを思い出す。
明音の首についたアザの大きさは、小さい子どもの手だった。
するとパトカーのサイレンが聞こえてきた。
心は自分が犯人だと名乗り、事前に警察を呼んでいたのだ。
証拠がないと言うみきおに、心は録音していたボイスレコーダーを見せた。
逃げ去るみきおを追いかけようとしたが、心は傷が深く倒れてしまう。
心が目を覚ましたのは音臼村の病院。
また過去にタイムスリップしたのだった。
『テセウスの船』7話ネタバレあらすじ
心が戻ったのは音臼小事件が起きる二日前だった。
加藤みきおが心を発見したと言う佐野に、真犯人はみきお、共犯者は木村さつきだと心は伝える。
一緒に住んでいた祖母が亡くなり、引っ越したというみきおの家に行くとカギが開いていた。
みきおの机に【心先生へ】と書かれたフロッピーディスクがあった。
バレちゃったみたいですね。
でもこれで、もっとワクワクして
お楽しみ会が待ちきれない!
心先生、僕を捕まえられるかな?
音臼小のお楽しみ会を中止してほしいと話すも、誰も取り合わなかった。
事件が起こる前日。
目の不自由な田中の様子がおかしいと、子どもの声で駐在所に電話が入った。
田中の様子がおかしいと子どもの声で駐在所に電話が入り向かうと、田中は殺されていた。
佐野は鈴たちにお楽しみ会に参加するのをやめて、3人で村を離れて欲しいと頼む。
タイムカプセルを楽しみにしていたため、代わりに佐野一家と心で庭にタイムカプセルを埋めることにした。
心は過去を変えると未来が変わるのをわかっていたため、自分の結婚指輪と、由紀と子どもが入った手書きの家系図を入れた。
事件が起こる当日。
和子と鈴、慎吾は村を出ていき、佐野と心は音臼小へ向かった。
みきおを探すも見つからなかったが、その時放送室からみきおの声が聞こえてきたのだった。
『テセウスの船』8話ネタバレあらすじ
放送室に向かった佐野と心。
加藤みきおは子どもとして、校長の石坂や木村さつきを味方につけ逃げる。
【魔法の粉】と言いながらクラスメイトに飲ませる様子をわざと心たちに見せ、自分が飲んで苦しむフリをしたりなど、2人を振り回すみきお。
心が戻った未来でははっと汁に毒が入っていたため、飲もうとする子どもたちを止めるが、誰も話を聞かない。
「毒を入れると脅迫状が届いたから、先生が飲む」
そう心は子どもたちを止め、自分が最初に飲んだ。
しかし毒は入っていなかった。
何も起きなかったことに安心した2人に、和子たちの車が放置され、3人が行方不明だと連絡が入った。
残された車には、また不気味なイラストが。
十字架のようなものにつけられた佐野らしき男と家族のイラストで、本当の狙いは佐野ではないかと2人は考える。
ずっと見張っていたみきおは和子たちを連れ出すことはできないため、共犯者の存在を探す。
みきお?のワープロの文字
お楽しみ会は笑えた。
計画はとっくに変更してたのに。
明日はどんな顔をするか楽しみだ
翌日、和子たちが発見された。
見つけたのは加藤みきおだった。
音臼小の体育館に目隠しと手足を結ばれ閉じ込められていたのを、偶然見つけたというのだ。
心たちは共犯者も音臼小のお楽しみ会に参加していたから、そこに隠したのではないかと考えた。
佐野は警察署に行き、一連の事件の犯人は加藤みきおだ、共犯者も探して逮捕してほしいと訴えるが、子どもを疑うことで逆に疑われてしまう。
みきおから駐在所に電話がかかってきた。
「おじさん、僕もう疲れちゃった。僕を捕まえに来てよ」
1人で来るように言うみきおの狙いに乗り、佐野はキャンプ場へ。
小屋のテーブルに、今までのワープロの文章が印刷されて置かれていた。
みきおは佐野に笑顔でこう言った。
「鈴ちゃんのためだよ、正義の味方は僕1人だけでいい」
計画はまだ終わっていない、邪魔者は消えてもらうと、みきおが言った直後、佐野は後ろからスタンガンで襲われ気絶してしまった。
心は、駐在所に残っているメモのペンの跡から、佐野が向かったキャンプ場を見つけ向かった。
小屋の前に止められた佐野のパトカーの中では、加藤みきおが倒れていた。
『テセウスの船』9話ネタバレあらすじ
心がみきおを発見したちょうどその時、喧嘩の通報があったとパトカーが到着した。
駆け付けた森刑事は、佐野が犯人だと考え佐野を指名手配した。
佐野の家には馬淵という刑事が森と共にやってきて無理やり家宅捜索をし、荒らして帰って行ってしまった。
翌朝、家に大量のマスコミが押しかけ和子は取り囲まれてしまうが、夫を信じて毅然とした対応を見せる。
目隠しをしてどこかに捕まっていた佐野は、そのテレビ中継を犯人に聞かされていた。
和子の言葉をテレビ越しに聞き喜んでいたが、スタンガンでまたも気絶させられてしまう。
青酸カリ中毒で倒れた加藤みきおは、まだ病院で意識を取り戻していなかった。
木村さつきは泣きながら心を罵倒して追い返す。
心が駐在所に戻ると、そこになぜか事件のノートが届けられていた。
その中にはさまれていたのは12年前の祭りのチラシ。
チラシには音臼小校長の石坂の名前があったため、心は話を聞きに行く。
石坂は心を何者かと疑いながらも、心は嘘をつく人間ではない、佐野も同じだ、救ってほしいと言い、そして12年前に祭りで起きた事件の話をした。
その祭りで出されたきのこ汁に毒きのこが入っており、食中毒で村人の徳本卓也の母が亡くなったと言うのだ。
探していた心の前に佐野が現れた。
佐野は自力で脱出したわけではなく、なぜか犯人に解放されたというのだ。
家に戻った佐野たち一家を、村人の徳本と井沢健次はイノシシ鍋を用意したと連れ出した。
落ち込んでいる佐野たち一家に元気を出してほしいと。
12年前の事件に関わっている徳本に警戒する心だったが、佐野はそんなはずはないと笑った。
佐野は警察署に事情を話しに行くが、馬淵に疑われていたため留置所に拘留されてしまう。
心は家に警察が捜索しに入った時に青酸カリを隠されたのではないかと考え、家中を捜索するが見つからなかったため安堵する。
その頃山の中で明音の写真と【駐在日誌】とタイトルが書かれた、割れたフロッピーディスクが見つかった。
発見したのは田中正志で、その様子を石坂が見ていた。
佐野のワープロを調べた馬淵と森、そしてそれを見ていた心の目に飛び込んできたのは、謎の人物が打っていたものと同じ文章だった。
そして最後にはこんな文章が。
今までの証拠品はバレないように村はずれに捨てた。
でも念のため、青酸カリは家の裏庭に埋めた。
刑事たちが庭を掘ると青酸カリのビンが見つかった。
ワープロの文章、青酸カリのビンが証拠になり、佐野は連続殺人の容疑で逮捕されてしまった。
真犯人の目的は佐野を確実に死刑にすることだったのだ。
『テセウスの船』10話 最終回ネタバレあらすじ
佐野が監禁された小屋には、監禁された痕跡すらなかった。
みきおが犯人だと訴えるも、馬淵たちは聞こうともしない。
そんな中、拘留されている佐野に本が差し入れられた。
中を見ると所々に赤丸で文字が囲まれてあった。
つ、み、を、み、と、め、ろ、家族、み、な、殺し
それは犯人からのメッセージだった。
面会した和子と心に、犯人は自分だと佐野は言い、馬淵たちにも自分が犯人だと自白した。
突然自白したことに森刑事は疑うが、馬淵は佐野が犯人かどうかよりも警察の威信が保つことの方が大事で聞く耳を持たなかった。
みきおに真実を聞き出しに行くと、みきおが病院からいなくなっていた。
みきおのベッドの下にはイラストが。
そこには【The END】の文字とナイフのイラストが。
心がたどり着いた学校では、みきおが待っていた。
「僕はただヒーローになりたいだけだったのに。鈴ちゃんの」
転校してきた頃いじめられていたみきお。
鈴だけが味方になってくれたことで、みきおは鈴の正義の味方になると決めたと言う。
鈴が佐野を正義の味方だと言うので邪魔だった、自分だけが鈴のヒーローになるためだけが目的の犯行だったと、心に話し出す。
しかしみきおは突然こんなことを言い始める。
「鈴ちゃんを喜ばせるためには、佐野を無罪にすることだ」
そう言ってポケットに忍ばせていたボイスレコーダーを出し、みきおは青酸カリを飲んだ。
心はその置かれたボイスレコーダーを持って警察署に向かった。
みきおの証言が証拠になり、佐野は釈放された。
12年前の祭りで起きた事件。
きのこ汁に村人が間違って毒きのこを入れたと思った佐野は大ごとにしないため、事件として処理しようとしていた。
しかしその頃、議員に立候補していた田中は、村に不安を残さないようにと事件の調査を佐野に依頼する。
皮肉なことに毒きのこを入れたのは田中の嫁だった。
田中はそれがわかると県警にまで出向き、無実にするためにかけあうが逮捕されてしまう。
恨みを持っていそうな田中は亡くなっており、息子の正志は最近村に来たばかり。
きのこ汁で亡くなった母の恨みを徳本がもっていると思うが、家に迫るマスコミを井沢と徳本が守ってくれたことからは考えられない。
改めて12年前の祭りについて調べてみると、石坂の息子が祭りに来ていたことがわかった。
そんな石坂はその頃、病室でみきおを心配する木下さつきのことを、さっちゃんと呼んでいた。
高校1年の頃さつきは妊娠4カ月で、当時の教師だった石坂に相談したことがあった。
小さな村だからと子どもを諦めたのだが、さつきが教師になったのは生まれてこなかった子供のためにも、教え子たちを守っていきたいから。
みきおへの異常な思い入れは、その体験から来ているのだった。
石坂に話を聞きに行くも、校長室は誰もおらず、机には大量の黒く塗りつぶされたイラストがあった。
それは親子のイラストのようで、心たちは校長を探すも見つからない。
佐野は警察署へ、心は駐在所に戻ると【佐野文吾様】と書かれた封筒があった。
中には事件のノートをコピーしたものが入っていた。
そしてもう1枚。
【警官家族3人惨殺される】
新聞記事のように作られた紙が。
そしてその下にはこう書かれてあった。
【皆殺しが嫌なら1人で来い。音臼神社 明朝8時】
心はそれを佐野から隠した。
翌朝、心は書き置きを残していなくなっていた。
佐野たちを命に代えても守ると決め、佐野の代わりに犯人に会いに行ったのだ。
佐野と和子が心配し探しに行こうとしたとき、駐在所に無線が入った。
それは心のような男性が倒れているというものだった。
佐野は急いでその場所へ向かった。
駐在所で心配していた和子の元に、石坂があわられた。
東京の息子のところに会いに行っていたと話す。
事業をするから金を出してくれてと言われて叩き出したが、孫が産まれたと電話をしてきた。
佐野と心を見ていたら親子みたいだと思ってきて、自分も会いたくなったのだと話す。
校長の絵は孫にやりたいと思って書いたもので、石坂は真犯人ではなかった。
無線で心を探しに行った佐野は、明音の閉じ込められていた小屋の前にいた。
しかしどこにも心の姿はない。
それは犯人の罠だった。
佐野は後ろからナイフで刺されてしまう。
刺したのは田中正志だった。
きのこ汁の事件で母が捕まり苦労して死んでしまい、正志は妹を守るために必死で生活していた。
しかし殺人犯の家族としていじめられ、妹は自殺してしまったと話す。
父親が大病したことで音臼村に仕方なく戻ってきたとき偶然会った佐野に、「家族は大事にしないとな」そうのんきに声をかけられたことで恨んでいたのだ。
佐野が邪魔だという目的が一緒だったみきおを利用していた正志。
なぜか心が未来から来た佐野の息子だと知っていた。
心を殺した、そう叫ぶのを聞き、佐野は激高する。
正志からナイフを奪い取り、乗りかかり刺そうとした。
しかし、佐野は心を裏切ることができないとその手を止めた。
心がかけつけたとき、正志は佐野が持ったままのナイフを自分に刺そうとした。
正志は自分を刺して佐野を殺人犯にし、佐野たち家族を自分と同じ目に合わせるのが目的だった。
止めようともみ合いになったとき、そのナイフは心に刺さってしまう。
「お前は俺の子だ」
佐野がそう言い心が喜んだ直後、心は息を引き取った。
時代は流れ、もう一つの未来。
心は由紀と結婚し、妊娠の報告を家族にしていた。
そこには歳をとった佐野文吾、和子、そして大きくなった鈴と慎吾。
全てを知っている文吾は、産まれてくる子どもの名前を提案したいと言う。
それは、心が考えていた名前と同じだった。
「未来(みく)。明るい未来へ進んでいけるように」
『テセウスの船』ドラマの真犯人はまさかの正志!
なんと真犯人は元議員の息子、田中正志でした。
最初の方の考察から、正志がまさか真犯人か、という声は多々ありましたが、演じているのが漫才師の霜降り明星せいやさん(ドラマ初)のため、それはないか、というキャスト的な予想で消されていましたが…。
原作漫画の真犯人は別の人物でした。
ドラマ9話あたりから、ドラマオリジナルストーリーになりましたが、予想もしない展開でしたね。
原作では亡くなっていた明音がドラマ版で生きていたのは、少し過激な内容だったからかもしれません。
原作漫画を知っていても最後まで楽しめた『テセウスの船』は意外な犯人で幕を閉じました。
テセウスの船最終回、みきおの共犯者がまさかの正志(せいや)だったとは。
原作と違ったんやね。#霜降り明星#テセウスの船 pic.twitter.com/eqn2i6FYHW— やまとくん (@yamatokun2016) March 22, 2020
正志もほんまは心さんみたいになりたかった…
最高のチーム、最高のドラマでしたありがとうございました!#テセウスの船— 霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) March 22, 2020
『テセウスの船』の原作は全10巻の漫画
大好評で終わったドラマ『テセウスの船』ですが、原作漫画と展開が違うということでさらに大きな盛り上がりとなりました。
そんな『テセウスの船』の原作は全10巻の漫画です。
原作者は東元俊哉さん。
講談社の雑誌モーニングで連載されていました。
1巻の発売は2017年9月22日。
最終巻の10巻は2019年12月23日に発売され完結しました。
完結する直前にドラマ化が発表され、最終巻が発売された翌月にドラマが始まるという、最後まで楽しめる展開でした。
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※本ページの情報は2020年3月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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※当記事の情報は2020年4月のものです。詳細は公式サイトをご確認ください。
『テセウスの船』原作漫画についてはこちらの記事もどうぞ↓
【テセウスの船】ネタバレとあらすじ。原作漫画全巻はこれを見れば全てわかる!