『ワールド極限ミステリー』飛行機に仕掛けられた時限爆弾が沖縄上空で爆発!コントロール不能の中、機長がとった緊急着陸とは?事件の内容まとめ
2020年7月8日の『ワールド極限ミステリー』で、紹介された航空機事件。
知られざる航空機パニック…沖縄の上空1万メートル日本人乗客293人に時限爆弾が爆発!
コントロール不能で機長がとった驚がくの緊急着陸とは?
番組公式サイトより引用
日本人が狙われたとも言われる、フィリピン航空PR434便で起きた時限爆弾による航空機爆発事件。
沖縄上空1万メートルで爆発し、コントロール不能に。
機長が乗客を救うためにとった驚きの着陸方法とは?
実際の事件の記録から内容をわかりやすくまとめました。
※1時間版では航空機事件については放送されません。
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もくじ
航空機に時限爆弾事件ネタバレ!乗客293人を救うために機長がとった緊急着陸の方法とは
航空機に仕掛けられた時限爆弾が爆発し、コントロール不能となった飛行機には日本人含め乗客・乗員293人が乗っていた。
操縦不可能となった中、乗客を救うために機長はある方法で緊急着陸に挑戦する。
果たしてその方法とは?
当時乗り合わせていた乗客の1人がYouTubeに飛行機内部の動画をアップしています。
フィリピン航空434便で実際に起こった爆発事件についてまとめました。
日本人が狙われた?フィリピン航空434便爆破事件
1994年12月、フィリピン航空434便(マニラから東京を運行)は、マクタン・セブ国際空港から成田国際空港に向かって運航していた。
- 機長・副操縦士・航空機関士…3名
- 客室乗務員…17名
- 乗客273名
乗員・乗客合わせて293人が搭乗していた航空機で、約2時間で到着する予定だった。
沖縄県の上空を巡航中、突如ある座席で爆発が起こった。
座席に座っていた日本人の男性が即死。
男性の周囲の座席の乗客10名も負傷した。
破損する機体
客室乗務員が男性の遺体に毛布をかぶせる対応を取っていたが、爆発によって客室の床には穴があいてしまっていた。
爆破された座席はフィリピン航空の機内レイアウトでは、ボーイング747の中央燃料タンクの真上。
爆弾を仕掛けた犯人は燃料タンクを狙い、機体自体を空中爆発させるのを狙っていた。
しかし不幸中の幸いで、今回の機体は改修されていたため座席下は貨物室となっていた。
さらに死亡した男性がその座席に座っていなければ、外壁が破壊されてしまい被害が大きくなる可能性があった。
コントロール不能のまま緊急着陸
#OTD in 1994: a bomb explodes on Philippine Airlines Flight 434, a B-747 on a leg from the Philippines to Japan, killing 1 passenger. The crew manages to land the damaged jet at Okinawa without further injuries. The attack was a test preluding the aborted Bojinka terrorist plot. pic.twitter.com/ILf6Ql2awM
— Air Disasters OTD (@OnDisasters) December 11, 2019
機体の改修や男性の犠牲により最悪の事態はまぬがれたものの、操縦系統が損傷し、方向舵の操作が困難になってしまう。
コントロール不能な中、乗客・乗員を救うため那覇空港に緊急着陸を試みる機長。
機長がとった方法は、エンジン出力をコントロールすること。
上空で旋回を行い、無事に那覇空港に着陸した。
フィリピン航空434便に時限爆弾を仕掛けた犯人とは
Twenty years locked away in Guantanamo Bay (Hey, that rhymes!)
But just think, his nephew Ramzi Yusuf – the purported mastermind of the 1993 WTC bombing- has been in federal incarceration since 1995. A fate worse than death in my opinion pic.twitter.com/6HWIR0EcwN
— Jacob Michelson (@JacobCMichelson) August 30, 2019
犯人は爆発当時、飛行機には乗っていなかった。
時限爆弾を仕掛けセブ国際空港で途中降機していた。
犯人は過激派テロ組織アルカイダのラムジ・ユセフ。
世界貿易センター爆破事件の実行犯でもあった。
ユセフはフィリピンマニラにあるニノイ・アキノ国際空港からフィリピン航空434便に搭乗し、膝下に隠して持ち込んだ爆弾を機内のトイレで組み立てた。
頻繁に座席をかえる光景を客室乗務員に目撃されていながらも、バレずに座席下のライフジャケットの位置に爆弾を仕掛け、飛行機を降りていた。
動機は1995年1月に決行を予定していたボジンカ計画と呼ばれる、航空機爆破計画の予行演習。
身体検査を潜り抜けられるかという実験だった。
今回仕掛けられた時限爆弾は、この計画で使用する予定の10分の1の威力だったと言われている。
フィリピン航空434便では、座席に座っていた男性1名が犠牲となった。
時限爆弾が仕掛けられたフィリピン航空434便のその後
エンジン出力のコントロールで旋回した機長の技量が高く評価されました。
爆破事件が起きた機体はその後、フィリピン航空から退役後に貨物機に改修され、2007年ごろまで使用されていました。
フィリピン航空434便は、運航区間をマクタン・セブ国際空港から成田国際空港に変え、2020年現在は運航機種がエアバスA321に変更されています。
またマニラ-東京間の便名は432便となりました。
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