『ワールド極限ミステリー』離婚調停中の夫が息子を誘拐した！国境を越えたためアメリカの法律が通じない場所で母が取った方法は？
2020年7月8日の『ワールド極限ミステリー』で、夫に息子を誘拐された母の話が紹介されました。
離婚調停中の夫と面会した幼い息子が帰ってこない！
なんと息子は夫に誘拐されてしまい、さらに国境まで越えてしまい自国の法律が通じない。
無理やり取り戻すと逆に誘拐犯にされてしまう最悪の事態に…。
母はどのような方法で息子を取り戻したのか？
過去に放送された番組の内容を元にまとめました。
※ワールド極限ミステリーでは内容を一部変更して放送されています。
同番組で放送された別の事件についてもまとめています↓
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もくじ
夫に息子を誘拐された母が国境を越え奪還！母が取った方法とは？
母と暮らしていた幼い少年が、離婚調停中の実の父親に国を越えて誘拐されてしまった事件。
アメリカのオクラホマシティ。
夫と離婚調停中のコニー・ゴッツィーは息子イーリー（イライアス）と暮らしていた。
夫ナビルに息子イーリーを会わせる日。
待ち合わせ場所で夫に息子を預けたコニーだったが、これが恐ろしい事態のはじまりだった。
離婚調停中の夫に誘拐された息子
夫ナビルとの約束の時間になってもイーリーが戻ってこなかった。
ナビルはイーリーをアメリカから自分の母国であるチュニジアへ連れ去ったのだ。
もちろんコニーはすぐに弁護士に相談するも、チュニジアに連れ出されてしまってはアメリカの法律で取り締まれないと言われてしまう。
国に対しての返還要求もできなかった。
イーリーは息子を取り戻すために必死だったが、1年経っても進展がない。
家を担保にお金を用意して探偵を雇うも、お金だけ持ち逃げされる始末。
自力でチュニジアに行って取り戻そうとするが、国際トラブルになりかねないと国防省で言われ、夫の居場所を突き止めることもできなかった。
子ども誘拐事件を解決する組織CTU
そんな中コニーは担当者から”CTU”という組織の存在を聞かされる。
CTUは子どもの誘拐事件を、法律などに縛られない方法で解決してきた実績のある組織だった。
コニーは望みをかけてノースカロライナ州にあるCTU本部を訪れた。
CTUでは代表のドン・フィニーと、女性ジュニーに対応された。
ジュニーが言うには、組織はボランティアではないため報酬が必要だと。
その額なんと5万ドル（約570万円）で、さらに必要経費もかかると言われてしまう。
今まで息子を取り戻すためにお金を使ってしまっていたコニーだったが、これしか手段がないため借金してでも依頼することに決めた。
無事に契約は成立し、国境を越えて息子を取り戻す奪還ミッションが決行されることとなった。
夫へコンタクトを取るコニー
まずコニーは夫に「よりを戻したい」と、CTUが手に入れた電話番号にかけた。
その時点で誘拐から1年以上が経過していた。
夫のナビルは驚いていたものの、用意されたシナリオ通りに対応するコニーをナビルは受け入れた。
夫の居場所を聞き出し、コニー自身が夫と息子のいるチュニジアへ向かうことになった。
息子のいるチュニジアへ
誘拐から1年以上が経った1994年。
コニーはチュニジアのナビルの家へ。
そこには愛する息子イーリーの姿があり、二人は抱き合って再会を喜んだ。
しかし夫ナビルの両親もそこにはいた。
2人を引き離し、コニーを認めない親は使用人のように扱ってくる。
夫と両親の厳しい監視から息子と2人きりになれないコニー。
2週間ほど耐えたある日、夫の家に訪問客があらわれた。
息子奪還ミッション開始
チュニジアにある夫の家を訪れたのは、ある夫婦だった。
その夫婦はアメリカからワインの仕入れに来たと話す。
実はその夫婦は、CTUのドン・フィリーとジュニー。
夫ナビルがレストランを作ろうとしている情報をつかんだ2人は身分を偽装し、コニーとイーリーを助けにきたのだ。
チュニジアに来る前、準備を整えた2人が来た時が奪還作戦開始の日だと伝えられていたコニー。
夫婦のフリをしたCTUの2人と夫との会話の中で
「カフェ・モニフィーク」
という店名が聞こえた。
実はこれがコニーが息子を連れだしたあとに待ち合わせする場所だった。
美味しいカフェの店という雑談だったが、夫にわからないようにキーワードを伝えた2人。
コニーは息子と2人きりになるチャンスを待った。
CTUの2人は夫と両親を自分たちの滞在するホテルに招待したい、飲んでほしいワインがあると誘い出した。
無事にコニーと息子イーリーを2人きりにすることに成功。
コニーはそのチャンスを逃さずに、イーリーを連れて家を飛び出した。
2人で待ち合わせ場所へ逃げ出す
必死で息子を抱きかかえて「カフェ・モニフィーク」へ走る。
待ち合わせ場所へたどり着いた2人だったが、味方が誰かわからない状況。
すると突然大柄の男が前でしゃがみこみ、靴ひもを結ぶフリをしながらある車を指さした。
CTUのメンバーの男からのメッセージを受け取ったコニーは、イーリーと共にその車に飛び乗った。
しかし夫ナビルはその頃、息子イーリーが連れ出されたことに気付いてしまっていた。
警察に誘拐事件として通報されてしまう。
母と息子の行方は
夫だけでなく警察からの追手もある今、1分1秒を争う深刻な事態になっていた。
コニーとイーリーを乗せた車はある港に到着。
そこにある船にはすでにCTUのドン・フィリーとジュニーが乗っていた。
その船で保護を受けることができるイタリアの領海を目指すのだ。
しかし、背後に迫るのはチュニジアの巡視船。
捕まってしまえば犯罪者とされてしまうコニーたち。
必死で船のスピードをあげ走り出す。
必死で逃げていた矢先、ある地点でチュニジアの巡視船は方向を変え姿を消してしまう。
コニーたちの船は無事にイタリアの領海にたどり着いたのだった。
夫に息子を誘拐された母が国境を越え奪還ミッション成功
無事に愛する息子イーリーを取り戻すことに成功したコニー。
アメリカにも帰ってくることができた2人。
その後ある田舎町で幸せに暮らしているそうです。
※当記事の画像は実際の事件とは関係ありません。
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