ディズニーにあるアトラクション、スプラッシュマウンテンの題材になっている『南部の唄』はフル動画で観る方法はある?
ディズニーランドの人気アトラクション、スプラッシュ・マウンテンの題材となっている『南部の唄』が人種差別の問題から、テーマを変えると発表されました。
【発表】米ディズニーパーク、「スプラッシュ・マウンテン」の題材変更へhttps://t.co/5iJn85IlUz
同社は25日、人権団体から批判のあった『南部の唄』から『プリンセスと魔法のキス』に変更すると発表した。
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 25, 2020
『南部の唄』は古い作品のため知らない人も多いのではないでしょうか?
現在廃盤になってしまった『南部の唄』をフルで観る方法はあるのでしょうか?
調査しました!
もくじ
『南部の唄』フル動画を観る方法
うちにある廃盤になってしまった貴重な南部の唄のビデオ(吹き替え版) pic.twitter.com/M0F1GpLndn
— 🍯🎭ルエリア🍏 (@d_lovehoney) June 26, 2020
『南部の唄』はすでに廃盤になっており、動画配信サービス「Disney+」でも配信されておらず、以下の方法でしか観ることができません。
- ネット上にアップされているもの
- 地域の図書館などでの取り扱い
インターネット上の動画サイトでアップされているものがあります。
※2020年6月26日時点での調査結果です。削除や変更も起きる可能性がありますのでご了承ください。
ニコニコ動画
ニコニコ動画では、『南部の唄』の動画がアップされています。
「南部の唄」
上記キーワードで検索をすると「ぱーと1/7~7/7」までの7本にわけてアップされている本編を観ることができます。
ただし、東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンと違う声優のものとなっています。
東京ディズニーランドにある「スプラッシュマウンテン」の声優と同じものを使った本編はアップされていません。
しかし、アニメーション部分のみはアップされています。
「ウォルトディズニー『南部の唄』アニメ部分のみ」
上記キーワードで検索すると、パート1~3までが出てきます。
ニコニコ動画に南部の唄あるから興味ある人は見てくれ。
(てかニコニコ動画以外で現在見る方法はない)
吹き替えだから楽に見れるよ🙋♂️
歌も映像も全てが素晴らしい。時代背景に関しては、誰が何を思うかは人それぞれ。
南部の唄 ぱーと1/7 #sm14695913 #ニコニコ動画 https://t.co/1zYpmARQvt
— たっしー@ぽたぽた教祖 (@keybon_aki) June 26, 2020
YouTube
YouTube(ユーチューブ)では、『南部の唄』エンディング曲の動画を観ることができます。
「ディズニー 南部の唄 エンディング」
上記のキーワードで検索すると観ることができます。
地域の図書館
地域にある図書館では、『南部の唄』が残っている可能性があります。
図書館検索サイトで確認したところ、ピアノ譜面やCDは確認できました。
検索には出てこないだけの場合もありますので、お近くの図書館で探してみるといいかもしれません。
南部の唄はもうディズニー(というより一部からの圧力)から消された作品の一つで、配信とかDVDを手に入れるのは難しいのだけれど、ニコニコ動画とかYouTubeに上がってるので見ようね。
あの時代に肌の色を気にせずみんな仲良く過ごしてる、そんなお話だよ……— めーうさ (@mayusagisan) June 26, 2020
南部の唄をディズニープラスに追加して欲しいのには激しく同意だけどもうパブリックドメイン(著作権期限切れ)だから見たければもう普通に見ていいはず…というわけでリンク貼っときます。吹き替えです。でもニコニコにあるのにYouTubeにはない………
南部の唄 ぱーと1/7 https://t.co/ZIoarhhSbQ
— ふぁーまー ロケットロッド垢(D垢) (@MagmaSanctum) May 28, 2020
『南部の唄』はなぜ廃盤になった?
『南部の唄』は1946年11月12日公開された、ウォルト・ディズニー・プロダクション(現:ウォルト・ディズニー・カンパニー)制作の、実写とアニメーションからなる長編映画作品です。
ディズニーランドのアトラクションのテーマにもなっている『南部の唄』はなぜ廃盤になったのでしょうか?
全米黒人地位向上協会が本作品の黒人描写に対して抗議したため、アメリカでは1986年以降、ディズニー側の自主規制により一度も再公開されていない。
~中略~
上記の抗議内容については、作品内で黒人に対する差別描写があるわけではなく「作品内で対等のように白人と黒人が交流している。当時のアメリカではそのようなことはありえないことであり、誤った歴史認識を招く恐れがある」という旨である。
Wikipediaより引用
理由としては『人種差別』の観点から問題になっているようです。
「南部の唄」序①歴史の書換をし、奴隷制を美化していると全米黒人地位向上協会から批判され、1986年以降、ディズニーが自主的に封印し、日本でも92年までに2度ビデオ化されましたが、現在は廃盤(中古市場では3万円以上のプレ値が)。そんな事情から日本では人種差別映画と認識されています。 pic.twitter.com/O0ugRuPyHC
— 小玉大輔 (@eigaoh2) June 18, 2020
スプラッシュマウンテン新しい題材は『プリンセスと魔法のキス』
ディズニーが人気アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」の設定を「プリンセスと魔法のキス」の世界に変更、米2施設で改装します。黒人の歴史に誤解を生むとの指摘が出ていました。https://t.co/amH3hjY4px
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) June 25, 2020
『南部の唄』から変更されるのは同じくディズニーアニメ映画の『プリンセスと魔法のキス』。
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全米で2009年12月に公開され、日本での公開は2010年3月6日のアニメーション映画です。
主人公は黒人の女性ティアナ。
魔法使いの呪いでカエルにされてしまった王子様と出会います。
呪いを解く方法は「プリンセスとキスをすること」。
ためらいながらもティアナはキスをするのですが、魔法は解けずなぜかティアナまでカエルになってしまいます。
それはティアナが「プリンセス」ではなかったから。
カエルになった2人はケンカしながら人間に戻るために旅をしていきます。
『カエルの王子様』をパロディにした作品ですが、ディズニーらしさがたっぷりとつまった名作です。
ティアナは黒人女性で、そして初のアフリカ系のディズニープリンセスです。
プリンセスと魔法のキス自体はめちゃくちゃ良い映画なのに、ティアナが黒人の女の子だからって理由だけでフューチャーされるのはやだなぁ
— ヒロインになりたかったゲンガー👾 (@que1sera2sera6) June 26, 2020
確かに白人のシャーロットや町の人達はティアナに好意的な印象があるけど、『プリンセスと魔法のキス』はよく見るとティアナが黒人と女性のふたつの立場から差別されてるんだよね
バイト先では黒人男性のコックに馬鹿にされるし、白人の不動産屋には人種以前に女性であることで適当にあしらわれてた— PIERROT (@vega_lover417) June 22, 2020
だからかな〜私はプリンセスと魔法のキスがはじめからラストまで好きなんですよ。ティアナのブレなさが。彼女だけなんですよね、玉の輿?プリンセス?くそくらえ!!的に最後まで突っ走ってくれたDヒロイン(だからD姫枠に入れられなかったのかもね)
あとティアナが黒人女性だったのも良かった! pic.twitter.com/Rasyu7wk1p— プー子🍎🦔 (@usi_pupu) April 30, 2020
スプラッシュマウンテンは日本も変更される?
2020年6月26日現在、アメリカのディズニーランドのみ変更されることが発表されています。
ディズニーによれば、計画は黒人差別問題が目立って報じられる前の2019年から進めていたという。3月の株主総会では「南部の唄」についてボブ・アイガー会長が「今の時代にそぐわない」と説明。自社の動画配信サービスで扱わないと明言していた。オリエンタラルランドの広報によると「米国で決まったことで、東京ディズニーランドについてはまだ決まっていない。検討を始めている」という。
日経電子版より引用
日本についてはまだ未定ですが、スプラッシュマウンテンのテーマが同じ『南部の唄』のため変更の可能性も考えられます。
スプラッシュマウンテンうさぎのやつじゃなくなるのね…
日本の方もいずれなるかもね悲しい… https://t.co/k4LLMLohTy— OREO (@422ta2n) June 26, 2020
南部の唄のストーリー構成が無くなる時点で
スプラッシュ・マウンテンは完全に無くなったも同然。
ファンタジーとスリルが絶妙に調合した
90年代最高傑作のアトラクション
スプラッシュ・マウンテン
日本は是非とも残してもらいたい。
フォロワーさんのYouTuber動画より↓ pic.twitter.com/2AjO3q2w6e— MICKEY MANIA (@mickeymania1988) June 26, 2020
えっ…
日本でも変更あるかなあ…😢スプラッシュマウンテンの題材が南部の唄じゃなくなるってことは当然曲はジッパディードゥーダーじゃなくなるってことよね…うーん😷😷 https://t.co/1DK0n7fvS0
— R♡ (@rittan0310) June 26, 2020
『南部の唄』フルが観れない今変更についてSNSの反応は
『南部の唄』フルも観ることが難しくなり、米ディズニーもスプラッシュマウンテンのテーマ変更が決まったことについて、SNSでは様々な声が上がっています。
スプラッシュマウンテンには黒人も白人も、というか人間が出てこない。原作「南部の唄」も差別描写があるのではなく、逆に「黒人と白人が仲良くしててありえない」という理由ですでにお蔵入りになっている。うーん、どちらも納得いかない!ディズニーはまた理不尽なポリコレの圧力に負けるのか。 https://t.co/NvhnsK777r
— backtotaro (@backtotaro) June 26, 2020
当時の南部の社会をありのまま描けば『風と共に去りぬ』のように批判を受けるし、黒人と白人が仲良くしてるように描けば『南部の唄』みたいに発禁となる。そのうち誰も南部の映画を作らなくなり歴史は忘れ去られていくのだろう。
— 人間ジェネリク (@DividedSelf_94) June 26, 2020
『プリンセスと魔法のキス』自体は自分も名作だと思うし大好きな作品なので、そのアトラクションが新しく出来ること自体は全然嫌ではない(むしろとても嬉しい)んですけど、『南部の唄』やスプラッシュ・マウンテンに対するイチャモンのようなポリコレ圧力にディズニーが屈する形で出来るのは悲しい。
— てねーる (@TenerPr) June 25, 2020
『南部の唄』も『プリンセスと魔法のキス』も好きな作品でスプラッシュマウンテンはおっかないから嫌いなんだけど、『プリンセスと魔法のキス』も公開時「当時あった人種差別を描いてない」ってそこそこ怒られてたんだよな。
— 長野五輪 (@nagano_olympic) June 26, 2020
スプラッシュマウンテン問題、人種差別があった歴史も残しておくべき!って意見ももちろん分かるけど、差別される側からしたら遊園地に遊びに行ってる時にまで「差別されてた(されてる)」って思い出すの苦痛だろうし仕方ないよな~って思う
— ありる (@aliru_cos) June 26, 2020
日本のスプラッシュマウンテンには動物しか出てこないけど海外だと人間出てくんの?こないよね?人種差別関係なくね?? 元の映画も封印されてしまったのに何が気に食わないんだ!
— ahoy!(アホイ) (@k_kaori1858) June 26, 2020
スプラッシュマウンテンのリテーマリングは別にプリキス好きなので「変えるな!」とまでは言いませんが、最近の「黒人出すならプリキスでやれ」みたいな風潮がメチャクチャ嫌い。
プリキスは単体で十二分に面白いのに、付加価値の方ばかり話題にするのはいと悲し。— 𝙂𝙀𝙈𝘼𝙍𝘼 (ジェム) (@Gemararara) June 25, 2020
てか真面目な話スプラッシュマウンテン≒南部の唄から人権問題を知るという意味でもスプラッシュは残さなきゃダメですよ。キャラクター云々を置いといても。ティーンネイジャーが人間社会に根付く社会問題と接することができるきっかけにもなりうるかもしれない物なのだから…
— ろびん(Robin) (@LucaRobin_L_E) June 25, 2020