【ワールド極限ミステリー】アメリカの14歳少女エリザベス・ショーフ、首に爆弾をつけられた監禁事件の内容や犯人の目的・動機、真相は?脱出方法とは
2020年7月15日放送の『ワールド極限ミステリー』で放送されたのは以下の事件です。
14歳美少女を監禁…首に爆弾の少女VS犯人の緊迫心理戦…奇跡の脱出
14歳美少女が首に爆弾をつけられた!
犯人の目的はなんだったのか?
少女が「母に会いたい」と脱出するために取った方法とは?
この事件を元にした映画も2018年に『Girl in the Bunker』というタイトルで公開されました。
14歳美少女エリザベスの、首に爆弾をつけられた監禁事件の内容や結末についてまとめました。
もくじ
14歳美少女の首に爆弾をつけた監禁事件の内容は
The Story of Elizabeth Shoaf. #thread #threads #truecrime pic.twitter.com/Tbjtt978nO
— IG: cr33pythreads (@cr33pythreads) September 18, 2019
首に爆弾をつけられ、森の地下室に監禁された14歳のエリザベス。
たった一人で立ち向かった、奇跡の脱出劇とは?
アメリカの14歳美少女、首に爆弾をつけられたエリザベスの監禁事件をまとめました。
森に連れていかれた14歳少女エリザベス・ショーフ
2006年、アメリカのサウスカロライナ州。
エリザベス・ショーフは家に帰るためスクールバスを降りたところで、警察官と名乗る男に声をかけられた。
警察官ということで、エリザベスは安心して言われるがままついて行ってしまった。
森の中に入り歩き続け、どこを歩いているのかわからなくなってしまう。
着いた先にあったのはトレーラー・ハウスがあった。
そこは彼女の自宅から1.6km以内にある場所だった。
トレーラー・ハウスのそばを15フィート(約4m50cm)ほど掘られ、バンカーと呼ばれる石炭や燃料を入れる地下室ほどの大きな箱が埋められていた。
男はエリザベスをその中に入れて監禁した。
犯人はヴィンソン・フィルヤー
男の名前はヴィンソン・フィルヤー(ヴィンソン・フィルヨー)36歳。
警察官はエリザベスを騙すためのウソで、実際は建設労働者だった。
ヴィンソンはエリザベスの首に爆弾をつけ、自宅の敷地内にあるバンカーの中に閉じ込めた。
エリザベスは男にひどい仕打ちを受ける恐怖の監禁生活がはじまってしまった。
当初は家出と思われていた
警察はエリザベスの失踪を家出だと考えていたため、当初は捜査されなかった。
アメリカでは誘拐事件などが発生した場合「アンバー・アラート」と呼ばれる、テレビやラジオ、地域住民などへ事件発生を知らせる児童誘拐警報システムが作動する。
しかしエリザベスの事件は、警察が誘拐だと認識しなかったため、発動されなかった。
警察が誘拐監禁事件として捜索をはじめたのは、監禁から8日目だった。
14歳美少女の首に爆弾をつけた監禁事件の犯人の動機や目的は
Twitter投稿より引用
エリザベス・ショーフを監禁したヴィンソン・フィルヤーは、本気で愛した女性に裏切られ傷ついていた。
それを知ったエリザベスはヴィンソンの言うまま振る舞い、好きなフリをして信用を得ることにした。
徐々にヴィンソンはエリザベスに好意を抱くようになり、数日で首の爆弾を外すまでの関係に至った。
外に出ることもできたエリザベスだったが、外には罠が仕掛けられており1人で出ることは不可能だった。
外部へのメッセージ
エリザベスは14歳だったが、とても賢い少女だった。
森の中を連れられている最中、自分を探してもらう手がかりにするため、わざと靴を落としていた。
監禁6日目。
ごく狭い範囲で少しの時間だったが外に出られたエリザベスは、捜査犬が見つけてくれるかもと思い、自分の髪の毛を抜いて落とし匂いを残した。
監禁10日目。
犯人のヴィンソンが携帯電話を持っていることを知ったエリザベスは、ゲームをしたいと携帯電話を借りた。
エリザベスを信用しきっていたヴィンソンは、彼女に貸したまま眠った。
母や友人にメールを送り、警察に連絡したエリザベスだったが、自分の居場所がわからないため説明できない。
そこで警察は携帯電話の持ち主を調べ、エリザベスを監禁しているのがヴィンソン・フィルヤーだと突き止めた。
元恋人の証言
ヴィンソンの携帯電話は、元恋人が契約したものだった。
警察は元恋人に接触。
そして携帯電話を探知し、ヴィンソンの居場所を特定した。
警察が捜査令状を取得し、ヴィンソンの家を訪れる。
バンカーを捜索したが、そこにはエリザベスの姿はなかった。
それは違うバンカーだった。
ヴィンソンはあちこちにバンカーを作っていたのだ。
報道で捜査の手が及んでいることがバレてしまう
警察によってヴィンソンが犯人だと断定され、エリザベスの誘拐事件についてテレビで報道されるようになった。
バンカー内にあるバッテリー稼働式のテレビでそれを知ったヴィンソン。
報道では、エリザベスが母にメールを送っていたことも流れる。
エリザベスの裏切りを疑ったヴィンソンだったが、エリザベスは自分は裏切っていないと信じさせた。
さらに彼はエリザベスにどうしたらいいかと相談までした。
彼女は「彼だけ先に逃げるべきだ。自分も後から行く」と説得し、そうなるように仕向けた。
14歳美少女の首に爆弾をつけた監禁事件の結末
Vincent denied everything, he told them he was being set up by the Sheriff’s office. They soon searched the bunker and saw the horror she’d been living. pic.twitter.com/oKHlm7ULzB
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エリザベスの説得を受け、ヴィンソンは一人でバンカーから逃走した。
バンカーの入り口に仕掛けられていたトラップは、ヴィンソンが逃げる時に解除した。
一人で逃げるように仕向けることができたエリザベスは、彼がいなくなってからバンカーを抜け出し無事に保護されたのだった。
そして犯人のヴィンソン・フィルヤーは、家から約8キロほど離れた所で逮捕された。
逮捕された当時、ナイフとペレットガンを所持していたため、誘拐のほかに武器の不法所持、警察官への偽装の罪等で起訴されることとなった。
14歳美少女の首に爆弾をつけた監禁事件の判決
14歳の少女エリザベス・ショーフの首に爆弾をつけ、監禁され自力で脱出をしたこの事件。
犯人の男ヴィンソン・フィルヤー。
彼は2007年に421年の懲役を言い渡されました。
現在はカークランド矯正施設の最高警備室に収監されています。
エリザベスは2008年に数々のメディアで今回の事件について語ったそうです。
彼女の勇敢で聡明な行動に、世間は絶賛しました。
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