ラスベガスで起きた無差別銃乱射事件の犯人は死亡!遺族やホテル・会場などとの訴訟合戦の結末は?
『世界が騒然!本当にあった㊙衝撃ファイル』でこちらの事件が特集されました。
ラスベガスの交差点で無差別銃撃!罪なき命が奪われた!怒る遺族…裁判の判決は?
公式ページより引用
実際にラスベガスで起きた無差別銃撃事件。
被害者である遺族だけではなく、なんと加害者側も訴訟を起こしたという衝撃的な事件の結末をまとめました。
もくじ
【世界が騒然!本当にあった衝撃ファイル】ラスベガス無差別銃撃事件
2017年にアメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで容疑者が無差別に銃を乱射し、58人を殺害した大量殺人事件。
こちらのラスベガス無差別銃撃事件についての内容はこちらです。
イベント会場で起きた無差別銃撃事件
Las Vegas shooting began as the Route 91 Harvest Festival drew to a close https://t.co/gGjcEPWwpp pic.twitter.com/n5NW4jITnV
— Bloomberg (@business) October 2, 2017
2017年10月、ラスベガス・ヴィレッジでカントリー・ミュージックの音楽祭「Route 91 Harvest festival」が開催されていた。
会場には約2万2千人以上の観客とスタッフ、警備中の警察官などがいた。
その頃ネバダ州在住のスティーブン・パドックは、『マンダレイ・ベイ・リゾート』ホテルの32階スイートルームに滞在していた。
午前10時頃、ホテルの警報器が鳴り警備員がかけつけると、パドックが銃撃用か監視用の穴をドリルで開けていた。
警備員に気付いたパドックは廊下側へ銃弾。
警備員は負傷しながらも自力で脱出し、無線で警備室に通報した。
そして約6分後、パドックが音楽祭会場へ向け銃を発砲。
約10分間、断続的に12回も銃撃が行われ、銃声は1000発近く聞こえたという証言もあった。
犯人は自殺
Route 91 Harvest Festival shooter identified & confirmed dead after opening fire in Las Vegas https://t.co/noH8ossbZD pic.twitter.com/BnIZYiA0cU
— billboard (@billboard) October 2, 2017
犯人であるパドックは、会場を無差別に乱射したあと銃で自殺した。
警察がホテルの部屋を捜索すると、「バンプファイアストック」と呼ばれる装置を使用し、自動小銃に近い速度の連射をしていたことがわかった。
日付が変わってほどなくして、警察は「容疑者1人の死亡を確認、事件は終結」と発表した。
事件後、警察がパドックの自宅を家宅捜索すると、少なくとも18丁の銃と爆発物、数千発の銃弾があったのを発見した。
被害者は約600人。アメリカでの単独犯による銃乱射事件では史上最悪に
2 years later and we are still feeling the loss of the 58 people killed at the Route 91 Harvest Festival in Las Vegas.
We must act and pass gun legislation and efforts to make sure no family has to endure a tragedy like this ever again. It’s time we ACT. #VegasStrong pic.twitter.com/z6KtswqNC3
— March For Our Lives DC (@MFOLDC) October 1, 2019
この事件で死者は58人、重軽傷者は546人と、史上最悪の銃撃事件となった。
犯人のパドックはカジノと不動産投資に失敗していたものの、比較的裕福な生活を送っていた。
犯人の動機はわかっていない。
【世界が騒然!本当にあった衝撃ファイル】ラスベガス無差別銃撃事件で訴訟合戦
One year ago today, a gunman opened fire on a crowd of people at the Route 91 Harvest Festival in Las Vegas, killing 58 people and injuring over 800 more. Today, we are remembering the victims and survivors—not the shooter—and recommit to acting in their honor. #NoNotoriety pic.twitter.com/0VC83clSF0
— Moms Demand Action (@MomsDemand) October 1, 2018
ラスベガスで起きた無差別銃乱射事件の被害者が訴訟を起こした。
容疑者の死亡により、犯人に訴訟を起こしたのではない。
滞在していたホテルの所有企業、標的となったコンサートイベントの運営会社、さらに犯行に使われた「バンプストック」と呼ばれる銃の改造装置のメーカーを相手取ったのだ。
今回の事件は、当該の企業すべてに責任があるとの主張だった。
ホテルに対しては、事件が起こる前に警備員が撃たれていたのに迅速な対応をしなかったとし、さらに大量の銃を持ち込んでいたのにセキュリティチェックが適正に行われていなかったと指摘。
イベント運営会社には、緊急時の対応が適切に取られておらず、どう逃げればいいのかわからず取り残されてしまったと。
バンプストックのメーカーには、「バンプストックを割安な装置として売り出し、連射可能な自動小銃の所持を原則禁止する法律に抜け道を与えている」と指摘している。
被害者側の弁護士は今回の訴訟について、賠償金目的ではなくホテルやコンサート会場での安全に関する規定や手順を改善するために起こしたと説明した。
ホテル側が被害者たちを訴訟
被害者側の訴訟に対し、なんと犯人のパドックが滞在したホテルを経営するMGMリゾーツ・インターナショナルが、原告1997人を相手に訴訟を起こした。
こちらの訴訟も被害者に損害賠償などを求めるものではない。
MGMが銃乱射事件の責任を負わないことを求めるための訴訟だった。
それは2001年の9・11テロ事件後に成立した法律にのっとったもので、製品、サービスがテロ行為に悪用された場合、企業の製造責任追及を阻止できるというもの。
9・11同時多発テロで凶器として航空機が使用されたが、被害者遺族が航空会社に対して『テロを起こす製品を作った』と訴えると巨額訴訟となり企業倒産もあり得ることから制定された法律だ。
法的保護が目的の訴訟だったが、多くの批判を浴びた。
一方で、MGMに事件の責任を負わせるのは無茶だという意見もあった。
【世界が騒然!本当にあった衝撃ファイル】ラスベガス無差別銃撃事件の訴訟の結末は
More than 100 people who survived the Las Vegas shooting one year ago gathered Monday night at the site of the Route 91 Harvest Festival, linking arms to honor the 58 who were killed https://t.co/rZvSqjcorw pic.twitter.com/wDe0A1fS6Q
— CNN (@CNN) October 2, 2018
被害者がホテル側に訴訟を起こし、反対にホテル側が被害者たちに訴訟を起こした、ラスベガスの無差別銃撃事件の訴訟合戦。
会社独自の責任は無いと主張していたMGM。
しかし、被害者と遺族を代表する弁護団と7.35億米ドル(約786億円)から8億米ドル(約850億円)の間で和解の方向へ。
手続きは2020年後半に完了することが予想されると発表。
この和解は何千人もの被害者と遺族への公正な補償を提供するもので、MGM側として責任を承認したのではないとしている。
【ワールド極限ミステリー】「お姉ちゃんを殺したのはママ」AJの事件の真相と結末ネタバレ!
世紀の悪女ビクトリア!母を殺害された娘ナディアの900日の追跡結果は?