『ありえへん∞世界』DNA捜査で39年越しに解決したアメリカ美人女子高生殺人事件とは?
2020年7月28日(火)の『ありえへん∞世界』2時間スペシャルでは、大人気企画「DNA捜査」のコーナーで39年越しに解決したアメリカ殺人事件が取り上げられます。
◎DNA美人女子高生殺害事件!
全米史上最悪の美人女子高生殺人事件が39年越しの解決!
その裏に隠された衝撃の逮捕劇とは!?
提供:Robert.J.Riley公式サイトより
この事件は、1979年にアメリカで起きたミシェル・マーティンコさん殺害事件です。
一体どんな事件なのか?どんなDNA捜査で解決に至ったのか?詳しくまとめていきます。
もくじ
【DNA捜査】39年間未解決の美人女子高生殺人事件のネタバレ結末!
アメリカで起きた美人女子高生ミシェル・マルティンコさんが殺害された事件について時系列順にまとめました。
事件発生
1979年12月19日夜、アメリカ・アイオワ州。
18歳の高校生だったミシェル・マーティンコは、オープンしたばかりのショッピングモールに一人で冬物のコートを買いに行った。
そこで働いている友人たちと会話を交わし、最後に目撃されたのは20:00~21:00頃。
帰って来ない娘を心配した父親がAM2:00頃警察に届け出た。
4:00頃、ショッピングモールの隅でマーティンコ家の車が見つかり、ミシェルはその助手席で刺殺体となって発見された。
顔や首、胸などを29回も刺されて殺されており、腕には防御創もあった。
強盗や強姦をされた形跡はなく、個人的な恨みによる犯行と思われた。
捜査
警察はすぐに捜査を開始。200を超える情報提供があったが、犯人特定には至らなかった。
事件の1ヶ月前に近所でレイプ事件を起こした男が犯人ではないかと言われていたが起訴まではこぎつけられず、後に行われたDNA鑑定で犯人ではないことが確認された。
事件から半年後の1980年6月、警察は目撃情報をもとにミシェル・マーティンコを殺害したと思われる男の似顔絵を公開。
数百人以上が取り調べを受け、情報提供に多額の報奨金が用意されたが、犯人は見つからなかった。
1980年代半ばには、ミシェルの父親が事件の起きたショッピングモールの所有者に対して訴訟を起こした。
しかし、判決はモールの所有者に有利なものだった。
事件の解決を見ぬまま、父アルバートは1995年に、母ジャネットは1998年に亡くなった。
DNA捜査
ミシェルが殺害されて27年が経った2006年。
未解決事件の捜査官が、ミシェルの事件の犯人のものと思われる血液が保管されているのを発見した。
このDNA情報を全国DNAデータベースであるCombined DNA Index System(CODIS)で照会するも、一致する人物は見つからなかった。
2017年、DNAの表現型解析を専門とする会社が新しい似顔絵画像を作成。それは事件当時作成されたものとは全く違うものだった。
2018年、DNA表現型分析会社は収集したデータを遺伝系図の公開Webサイト「GEDmatch」に入力。
そこから、アイオワ州マンチェスターで育った3人兄弟に絞り込むことに成功した。
兄弟は警察の監視下に置かれ、捜査官は彼らのDNAを密かに収集しようと試み始めた。
2018年10月29日、調査員は兄弟の1人、ジェリー・リン・バーンズが炭酸飲料を飲むのに使ったプラスチックストローの収集に成功。
ストローのDNAは、ミシェル・マーティンコの衣服から見つかった血液のDNAと一致していた。
逮捕と判決
出典:https://www.yourtango.com/2018320180/who-jerry-lynn-burns-new-details-arrest-1979-murder-michelle-martinko
Chief Wayne Jerman announced that a suspect has been arrested in the 39-year old murder case involving Michelle Martinko. pic.twitter.com/COPUDpaDMP
— Cedar Rapids Police (@CR_Police) December 20, 2018
2018年12月19日、調査官がバーンズのもとに出向くと、バーンズはDNAサンプルの提供を拒否した。
ミシェル殺害については否定したが、なぜ現場にDNAが残されていたのかを説明することはできなかった。
バーンズの手や腕には、揉み合った際についたと思われる切り傷の跡が残っていた。
ミシェルの殺害からちょうど39年後の2018年12月19日、バーンズは逮捕され、第1級殺人罪で起訴。
弁護側は、DNAに証拠としての信頼性がないと主張した。
2020年2月24日、3時間の審議の末、陪審員はバーンズに第1級殺人の罪で有罪判決を下した。
アイオワ州の法律では、1級殺人は仮釈放のない終身刑と決められている。
2020年5月29日、バーンズの弁護士は新たな裁判を求める申し立てをした。
【DNA捜査】39年間未解決の美人女子高生殺人事件まとめ
39年間未解決だった美人女子高生殺害事件を解決に導いたのは、「GEDmatch」という遺伝系図サイトでした。
他にも未解決事件の解決に役立ったことで有名なサイトですよね!
犯人はジェリー・リン・バーンズで、事件当時は25歳・逮捕時は66歳でした。
こちらは事件の7年前のバーンズの写真だそうです。
This is a picture of Jerry Burns’ yearbook photo (taken by @EvaCBS2Iowa) from West Delaware High School in 1972, seven years before the death of Michelle Martinko.
Burns was charged with Martinko’s murder this morning, exactly 39 years after her body was found. pic.twitter.com/8vbTC1zDAX— Mitch Fick (@MCFick) December 20, 2018
まだ裁判は継続中とのことで、動機や事件当日何があったのかなどこれから明らかになってほしいですね。
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