【何だコレミステリー】長南年恵(おさなみとしえ)って誰?死因は?
2022年6月8日放送の『世界の何だコレ?!ミステリー』では、明治時代に生きた長南年恵(おさなみとしえ)という人物について取り上げられます。
不可思議な力で病を治す謎の女性!?
「霊水」を操り…“超能力”騒動は裁判へ!今からおよそ120年前の日本にー
不可思議な能力で病を治すという謎の女性がいた。
彼女の名は長南年恵(おさなみとしえ)。
当時の新聞記事によれば、彼女は祈祷をすることで、
栓のされた空き瓶に“霊水”を出現させ、その霊水で病を治したという。
そんな彼女は「生き神」とも称され、世間では“超能力”騒動が…
そして騒動は裁判にまで発展!
彼女は一体何者なのか…今回、新山千春さんが演じます。番組HPより
長南年恵(おさなみとしえ/ちょうなんとしえ)とは一体何者なのか?死因は何だったのか?
プロフィールやその生涯をまとめていきます。
もくじ
【何だコレミステリー】長南年恵(おさなみとしえ)とは?プロフィールWiki
『ダークサイドミステリー』が放送されてたらしく
明治時代の千里眼・三船千鶴子の回が録画されてましたそして6月8日(水)の『何だコレミステリー』で
似た感じのものが放送されます。不可思議な力で病を治す謎の女性・長南年恵
録画予約です!#ダークサイドミステリー#何だコレミステリー pic.twitter.com/B5H56OHiEL
— 中武優 (@nakatake_yu) June 6, 2022
長南年恵(おさなみとしえ/ちょうなんとしえ)は、明治時代の霊能者・超能力者です。(※名前の読み方は2通りあるようです。)
1863年12月6日に現在の山形県鶴岡市で生まれ、1907年10月29日に43歳で亡くなりました。
弟の長南雄吉は大阪浦江にあった大日本蓄電池株式会社の専務取締役でした。
現在残されている年恵の起こした超常現象などの記録は、後年、雄吉の記憶をもとに心霊研究家の浅野和三郎がまとめたものです。
超常現象
【心霊研究史人物帖・長南年恵②】依頼者(病人)の名が書きつけられた栓をしたままの空瓶を10〜20本を神前に並べて年恵が祈願すると、いっきに水(霊水)が瓶の中に出現した。水の色は患者毎に違かったという。年恵は、「女生き神」として崇拝されるようになり、この「霊水」がもとで逮捕、送検。 pic.twitter.com/M1ooWNqTUD
— 心霊科学博物館 (@JPSA_Museum) July 13, 2019
長南年恵が起こしたとされる超常現象を箇条書きでまとめます。
- 20歳のころからほとんど食事をとらず、生水の他は生のサツマイモを少量のみだった(湯冷ましを与えたら吐き出して血を吐いた)
- 排泄物がほとんどなく、汗や垢も出ないので風呂に入らなくてもいつも清潔だった
- 空気中から万病に効く神水(霊水)を取り出すことができた
- 成人してからも生理がなく、肉体的・精神的に少女のようだった
逮捕と裁判
1895年(明治28年)、長南年恵は、神水(霊水)を用いて医師の資格なしに病気治療と称する行為を行い人心を惑わせたとして詐欺の疑いで逮捕されます。
山形県監獄鶴岡支署に7月から60日間勾留された末、証拠不十分で釈放されました。
この勾留期間中にも下記のようなさまざまな超常現象が起きたと言われていますが、弟の雄吉がこれについての証明を警察に求め却下されています。
①両便通が皆無であった事
②飲食をしなかった事
③署長の求めに応じ、監房内で神に祈って霊水一瓶、お守り1個、経文1部、散薬1服を授けられてこれを署長に贈った事
④囚人の一人の求めに応じて散薬を神より授かって与えたが、身体検査の時にその事実が発覚した事
⑤監房内に神々ご臨終の時は係官たちも空中で笛その他の鳴り物を聞いている事
⑥監房生活中1度も洗髪していないのに、年恵の蝶々髷は常に結い立ての如くつやつやしていて、本人は神様が結ってくださると言っていた事
⑦夏に蚊の大軍が襲っても年恵の身体には1匹もたからず、ついに在監中年恵一人が蚊帳の外で寝たこと
⑧1斗5升の水を大桶にいれ、それを軽々と運んで見せた事出典:『日本人の心のふるさと“かんながら”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム” 』
1896年(明治29年)に2度目の逮捕で1週間拘置され、弟の長南雄吉の所に身を寄せていた1900年(明治29年)には大阪で逮捕され裁判にまで発展します。
この頃には新聞記事になり騒ぎが大きくなっていました。
裁判の結果は証拠不十分で無罪判決となりましたが、その後長南年恵の力の真偽に個人的に興味のあった弁護士たちが神水(霊水)出現の試験を申し込みます。
身体検査の上、密室で空き瓶に神水(霊水)を満たせるかというこの試験の結果、数分で見事に濃い黄色の神水(霊水)で空き瓶を満たして戻り、裁判長がその水を持ち帰ったと言われています。
“裁判で超能力が証明され無罪になった”と勘違いされることも多いですが、正しくは“無罪判決の後、裁判所で超能力の証明を行った”だけで裁判で超能力が認められたわけではありません。
【何だコレミステリー】長南年恵(おさなみとしえ)の死因は?
超能力者であったとされる長南年恵ですが、43歳という若さで亡くなっています。
自分で死期を予言していたという話もありました。
長南年恵の死因について調べると、結核であったという噂があります。
これは、年恵が“水以外のものを口にすると吐血する”というのが結核の症状に似ているためで、明確な根拠はありません。
彼女の死については今もなお謎のままです。
長南年恵は、鶴岡の般若寺に眠っています。
昭和31年に鶴岡の大火の際 南岳寺も罹災 しかし本尊と即身仏は被災に遭わず また長南年恵堂(淡島堂)も類焼を免れています
即身仏と超能力者 不思議な感じがするお寺です#御朱印・寺#即身仏#超能力者 pic.twitter.com/A7p88BHYYw
— 🌟Mai🌟前を向いて歩こう (@Mai90400170) December 5, 2019
- Wikipedia
- やっぱりホントだった年恵の超能力
- 『日本人の心のふるさと“かんながら”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム” 』
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