『世界が騒然!本当にあった㊙(秘)衝撃ファイル』サラ・ブレディ(ブレーディー)とサラ・ブロディ(ブローディー)のニセ妊婦猟奇殺人事件の動機と結末
『世界が騒然!本当にあったマル秘衝撃ファイル』で「ニセ妊婦の猟奇殺人」として特集されたアメリカ・ケンタッキー州で起きた恐ろしい事件。
過去に『奇跡体験アンビリバボー』でも特集されました。
近い距離でたまたま暮らしていたサラ・ブレディ(ブレーディー)とサラ・ブロディ(ブローディー)。
郵便物誤配から出会った二人は、どちらも出産間近の妊婦ということで意気投合した。
しかし、実はブロディは妊娠などしていなかった。
嘘をついて近づいた目的は、そのお腹にいる赤ちゃんだった!
もくじ
サラ・ブロディのニセ妊婦の猟奇事件。郵便物誤配が起こした悲劇
サラ・ブレディ
https://www.wcpo.com/news/our-community/from-the-vault/from-the-vault-another-fake-pregnancy-shocked-the-tri-stateより引用
2005年、アメリカ・ケンタッキー州。
そこにサラ・ブロディは暮らしていた。
ある日郵便物が届く。
覚えのない郵便物の宛名を見ると「サラ・ブレディ」と書かれていた。
名前が似ているだけでなく、わずか数キロしか離れていないところで暮らしていたため、郵便物が誤配されたようだった。
偶然の出会い
サラ・ブレディは17歳の頃知り合った夫と交際を経て結婚した。
22歳になったブレディは夫の子どもを妊娠。
裕福ではないが幸せに過ごしていた。
ある日、サラ・ブロディという女性から連絡がくる。
アメリカでは出産祝いとして、妊婦があらかじめ登録しているものの中から選ぶことができる「ベビー・レジストリー」というシステムがあった。
そのシステムを利用した荷物が、誤って名前の似ているブロディの元に届いたというのだ。
ブレディが話を聞くと、ブロディも妊娠しており、年齢も近く出産間近だと知り親近感を抱いた。
差出人不明の荷物
荷物を取りにブレディがブロディの家を訪れた。
「ベビー・レジストリー」で送られた場合、差出人がわかる明細が同封されているのだが、ブロディは失くしてしまったと話す。
送り主がわからないが、お互い出産直前の妊婦で名前も似ている偶然に気をとられ、ブレディはさほど気にしていなかった。
そんな中、またもやブロディから荷物が間違って届いたと連絡が来た。
ブロディは出産間近だったこともあり、出産後に取りに行くとブレディは伝えたが、引っ越しの予定があるから早く来てほしいと言われてしまう。
不審な点と偽名
ブレディは再びブロディの家を訪れることに。
2回目の誤配送された荷物を受け取るが、またも明細がない。
ブロディに尋ねるが、どこに置いたか忘れたと言われてしまった。
違和感を感じたブレディは、明細を探すことに。
さがしている最中に見たクローゼットには男性物の服が一切なく、さらに寝室にはタバコの吸い殻が。
不審に思いさらにさがしてみると、ぜんそく患者用の吸入器を発見する。
こっそり名前を確認すると、そこには「ケイティ・スミス」の名前が。
「サラ・ブロディ」は偽名だったのだ。
妊娠もしておらず名前も嘘だったのに気づいたブレディは逃げようとするが、ブロディ(ケイティ)はナイフで襲い掛かってきた。
「赤ちゃんが欲しい!!!」
切り付けられながらもみあい、抵抗しているうちにブレディはブロディ(ケイティ)の肩を刺してしまう。
意識を失って倒れたブロディ(ケイティ)。
その隙にブレディは逃げ出して警察に助けを求め、無事に保護された。
サラ・ブロディのニセ妊婦の猟奇事件の動機と結末は
サラ・ブロディ(ケイティ・スミス)
https://www.wcpo.com/news/our-community/from-the-vault/from-the-vault-another-fake-pregnancy-shocked-the-tri-stateより引用
実はケイティ・スミスは妊娠も結婚もしていなかった。
なぜケイティの家にサラ・ブレディの荷物が届いたのか?
それはケイティ自身が仕組んだ嘘だった。
「ベビー・レジストリー」のシステムを使い、近くにいる妊婦のサラ・ブレディを探し出して罠を仕掛けた。
ケイティはサラ・ブロディという偽名まで使い、なぜ妊婦を狙ったのか?
それは、お腹の赤ちゃんが目的だった。
ケイティは過去に付き合っていた彼氏に別れを告げられたとき、「妊娠した」と引き留めた。
しかしそれは嘘。
嘘は彼にバレてしまい、離れて行ってしまった。
そんなとき、ニュースで妊婦の女性が殺害され、お腹の赤ちゃんが取り出されたという恐ろしい事件を知る。
精神的にまいっていたケイティは、同じように赤ちゃんを手に入れれば彼が戻ってくるのでないかと考え犯行に及んだのだった。
ニセ妊婦のサラ・ブロディと狙われたサラ・ブレディのその後
サラ・ブロディと偽名を使っていたニセ妊婦のケイティは、もみあった時にナイフが刺さり倒れたまま、出血多量で亡くなりました。
親戚にも妊娠したと嘘をついて出産予定日を先延ばしにしていたとも言われていたが、22歳でこの世を去ったのです。
被害者のサラ・ブレディは傷も浅く、事件の5日後に無事女の子を出産。
ケイティ宅から子供を取り出す器具なども発見されたが、同時に出産を待つ妊婦と同じくベビー用品なども発見されました。
容疑者が死亡、そしてサラ・ブレディは軽傷だったことから、警察に何度も取り調べを受けることになりました。
経緯などを説明するも、警察もあまりに猟奇的な事件のためすぐに信用はしませんでした。
長時間うそ発見器にかけられるなど、出産後にも関わらずかなりの精神的苦痛を負ってしまいます。
事件から1年以上経った裁判で、サラ・ブレディの無罪が確定。
その後、娘も大きくなり幸せに暮らしているそうです。
https://www.wcpo.com/news/our-community/from-the-vault/from-the-vault-another-fake-pregnancy-shocked-the-tri-state
同番組で紹介された別の事件もまとめています↓
警察官との禁断の恋が起こした放火殺人事件の真相は?犯人ネタバレ
別番組の事件もどうぞ↓
夫に息子を誘拐された母が国境を越え奪還!法律も対応できない母が取った方法とは?
航空機に時限爆弾事件のネタバレ!乗客293人を救うために機長がとった緊急着陸の方法とは